『もたない男』は断捨離を極めすぎてるね

今でこそ、モノを持たなくなったボクですが、かつてはモノをイッパイ所有していた方だと思います。マンガは全巻揃えて棚に置き(なんか収集癖があるようです)、タンスの奥には着ない洋服がたくさんあった。

少しずつ「断捨離」が流行り始めてきて「モノがないとゆったりと部屋を使える」とか「節約できて経済的になる」程度ならいいのに、「人生が豊かになる」とか「行動的になる」といった、なんか「ライフハックの匂い」といいますか「自己啓発の匂い」のような香ばしい香りが漂ってきつつありました。そんな、チョット怪しい空気になりつつあるときに出版されたのが「もたない男 (新潮文庫)」であります。

著者の中崎タツヤさんは、モノを持たない漫画家として有名みたいで、本の最初に仕事現場の写真が掲載されています。ここで早くも衝撃を受けてしまいました。全くモノがありません。空き家と変わらない。僕はこれくらい極端に突き抜けている人が大好きです。

この本の良いところは、モノを捨てるメリットやノウハウは書かれていないことです。曰く、モノがあると無性に気持ちが悪いから捨てるだけ。無性にというのは、「本は全部読んだら捨てるのではなく、読み終わったページをちぎって捨てながら読む」、「ボールペンも使い切ったら捨てるのではなく、インクが減った分だけ削って捨てながら書く」といったストイックぶり。意外ななのは、テレビは持っているということくらいでした(暇つぶしになるからだそうです)。

すっかり魅了されたボクは即日でモノを捨て始めた。確かにモノがないとゆったり過ごせますね。結果として、疲れもとれてやる気が出やすいかもしれません。なにより、買うときに捨てることを考えるようになって、買い物が上手になったきもしますね。

文庫版も出たみたいです。

人気漫画『じみへん』の作者はなぜ、なんでも捨ててしまうのか?捨てずにはいられない、超『断捨離』の世界。(引用元:Amazon商品紹介

文庫本が発売されたようです

Share

関連記事