食事へのコダワリがパない『食の軍師』

グルメといえば「最高級の牛肉」とか「三日煮込んだ秘伝のスープ」など料理の味にフォーカスを当てがちだけど、食事の楽しみ方は味のみにあらず。「何をどう食べるのか?」までこだわってこそ、真の料理の嗜みと言うものよ。ということを感じるのがこの漫画。

食の軍師」の主人公である「本郷」は、人一倍食事にこだわる中年の男性。種々の飲食店を食べ歩いては、完璧なる食の組み立てを追い求めている。食べ方を決める自分を軍を指揮する君主「軍師」に見立て、食べることを「攻める」と呼び、戦の勝利を目指している。もはや究極のひとり遊びだ。幸せだろうなぁ。

ウザいくらい食事にこだわる主人公の振る舞いや、ときおり重なる三国志のパロディーが暑苦しいんだけど楽しく読んでしまう。なぜか偶然、居合わせることの多い謎のライバル力石の存在も良い(ライバルってなんだ?)。

「あれ?自分だったらどう食べるかな?」と照らし合わせながら読むのもおもしろい。料理って奥が深いわー

普段、私たちが何気なく食べている料理…だが、そこには奥深い兵法が潜んでいる!!何を注文するのか? どんな順番で注文するのか? この選択によって「食の軍師」としての知力・能力・経験が現れる。

主人公は、自分自身を「三国志」の名軍師・諸葛亮孔明になぞらえ、様々な戦略を繰り出す!! 攻める相手は、料理。おでん、もつ焼、寿司、蕎麦、とんかつ、餃子、焼肉、弁当などなど、私たち一般人が日常的に食べているメニューがズラリ。

だからこそ、面白い!! 様々な店で繰り出される陣形!! 店を訪れる客との真剣勝負!! このこだわり、この緻密さ!! 一度読めば皆、軍師の気持ちになること間違いなし!!これぞまさに、エンターテインメント・グルメ漫画である!!!

引用元:Amazon商品紹介

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