いくつになっても女性を口説く方法って?『紀州のドン・ファン』

「女性とエッチしたい」という理由だけで働きまくる人の話。明確な目標があれば、どんな仕事もできるということを教えてくれる自伝です。

「面白いなぁ」と思うエッセイには2種類あって、何気ない日常が書かれているものと、ひとつのことに猪突猛進するものだ。「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)」は、完全に後者のタイプ。

ドン・ファンとは、17世紀スペインの伝説上の放蕩児、ドン・フアン・テノーリオ(Don Juan Tenorio)のことで、プレイボーイの代名詞として使われるらしい。つまり、この本はタイトルの通り、女性と付き合うことに人生を捧げた和歌山のプレイボーイの自伝です。真面目な装丁が並ぶ新書コーナーにはシレッとこういう浪漫を感じる本があったりするから侮れない。

プレイボーイといっても、著者は女性に声もかけることができない少年だった。だけど、性欲はガッツリあって、どうやら抑えられそうにもないときてるっていうじゃないですか。そんなウブな少年が、女性と付き合うにはどうしたら良いかを真剣に悩んだ末に出した答えが金持ちになることだった。

金持ちになるためには働かないといけないわけで、それはみんなわかっていることなんだけど、マジで女性とどうにかなりたいと思ったら、どんな仕事でもできるんだな、と感心しました。動機はどうであれ、本能に従うというのは生きるエネルギーになる。3大欲求を極めるというのは、人間が幸せになるための鉄則なんじゃないかなと思ったり。

セックスをするためというものの、結構手堅く商売をするコツが書かれているのでビジネス書としても読めます。コンドームの訪問販売やティシュ配りなどのエピソードは仕事のノウハウとしても参考になりますよ。

とんでもない男がいた!幼いころから「美人と付き合いたい」と願い続け、そのためには大金持ちになるのが近道と、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業など様々な商売を経て、裸一貫から成り上がった男の痛快自伝。商売が上手くいくコツ、金持ちになるための心構え、女性を口説く技から、75歳になってクスリいらずの生涯現役法まで、すべてを赤裸々に語った!文庫書き下ろし(引用元:Amazon商品紹介

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